ひよぷら日記

ひよっこプランナーが日々思ったことをつらつらと。自分の備忘録として。 メディアとかマーケティングとか広告とか。

マイクロソフト「Halo3」のカンヌでグランプリ受賞についてのひよぷら的解釈

このあいだの続きポスト。AFTERの2の実例として、
マイクロソフト「Halo3」のカンヌでグランプリ受賞を。

「なんでこれが受賞?」って声が多すぎるように思います。
スゴイ納得だと思うのですが。

そんな生意気なこと言っておきながら、
ゴリラは理解できていません。スマソ。
(たぶんあれは文化圏的なものが大きいと思うけどね…。)

少しでもヒントになれば幸いですので、私が思う、
「なんでMSが受賞したのか、その理由」
を書いてみたいと思います。

もちろん、スポンサーだからじゃないと思いますよ!

あ、わかってますよね。はい。

じゃ、以下理由行きます。

1.Haloは作りこみに定評のあるリアルな戦争ゲームだった
2.アメリカでは、退役軍人を含め、軍人という存在はとても憧れの存在
3.バーチャルなゲームをリアルに上手く転換したことが評価ポイント

まとめすぎた... orz

以下詳細。

1.まず、商品はリアルな戦争ゲームです。
シリーズの3です。定評アリ。すでにブランドがあるわけです。

しかし、本当にbungie社のシューティングってすごいんですよ!
(MS社のソフトとして発売されているが開発元はbungie)
謎を秘めたストーリーもあって、映画みたいなシナリオになっているんです。
ま、これは個人的感想なので置いておいて…。

商品が良くても、面白いゲームなら数多ある。
「新・発・売!」「新作☆」で売れたり目立てたりするほど
甘くない今のご時世ですよね。

2.アメリカでのミリタリーに対する熱は日本とかなり違います。
アメリカで人気の職業に消防士があるのも似た理由で、
みんなを助けるたくましい男性=ヒーロー。これが理想っぽいです。
稼いでいてもギークだと、尊敬度が若干ね…みたいなね…。
(イギリスでも王子が兵役に行くと素敵☆ってなるじゃないですか。あれあれ。)

日本は兵役とかないですしね。この辺の違いがあります。

アメリカでは、肉弾戦的な戦いのなか頑張る男性は
ヒーローになれるわけです。


で!たぶん、このコミュニケーション戦略を考えた人は、
1と2を紐付けることを思いついたんじゃないかと思う。

haloのストーリーは現実であると思わせるくらいにして、
アメリカ人の、ミリタリーに対する感情とオーバーラップさせることで、
その感情の高ぶりをゲームへ誘導する。

たぶんこれがビッグアイディアだったんだろうと思う。

昔々の話か…話したくはないが…と退役軍人語る、という雰囲気で、
本当だったのかもしれないと思わせれば思わせるほど、
実際のミリタリーの世界とダブっていき、
そのヒーローストーリーに自分も入りたいと思わせる。
志願兵を募るに近い感じ。

だから、記念館とか、ジオラマとかが必要になってくるわけですね。

だって本当にあった話なら、当然そういう、
「あのときヒーローだった俺たち」を讃える施設やグッズがあって然るべき。
退役軍人もぺらぺらしゃべったりなんかしない。
ドキュメンタリー風がいいし、映像も作りこむほうがいい。

まさか、このゲームで君もヒーローに!なんて言ったりしない。
それは受け手の心の中で醸成されるように仕向けることが
このコミュニケーション手法だから。(前記事のAFTER-2の手法。)

こういう展開をすることで、
志願兵のごとく、ターゲットの若者がHaloカッコイイ!と思うようになってくれると。
俺もヒーローになりたい!→ゲーム買うお!と。
今度のHaloはすごいらしい、という大作感ももちろん付与。

これが受賞でなくて何が受賞になる!(゚д゚)

と個人的には思ってるんだにょ。
  1. 2008/12/21(日) 23:04:16|
  2. コミュニケーションって|
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